BABYMETAL の勢いが一気に無くなった分岐点
これはもうズバリ、YUIMETAL こと水野由結が脱退したときであろう。
『卒業』というようなオブラートに包んだ表現ではあったが、あの辞め方には様々な問題があり、それをファンが見逃さなかった。
水野本人から辞めるという意思を告げたことは事実であろうし、つまり運営側から辞めさせたということはないはず。
当時のBABYMETALは圧倒的な破壊力で、文字通り世界中に “Kawaii Metal”(可愛いメタル)を浸透させつつあった。
しかし、さくら学院の生徒会長に同期でありBABYMETALのメンバーでもあった菊地最愛 (MOAMETAL) が選ばれたあたりから何となく水野と菊地の間にすき間風が吹くようになり。
さらにはもう一人のメンバーであり、センターを務めていた中元すず香(SUMETAL)との間も目に見えぬ形で少しずつ疎遠になって行ったようなフシがある。
中元と菊地は仲が良く、また共にさくら学院の生徒会長を務めた同士ということもあり、水野にとっては何となく二人との距離を感じるようになっていたことは否めまい。
結果として中元のバースデーを祝うライブには「体調を崩したため」という理由で欠席、その後のグループ脱退へとつながって行くこととなった。
BABYMETAL が「アイドル」かどうかは別としても、メンバーが辞めるときには卒業式というような名目でしっかり花道を用意してあげるのが通常のアプローチ。
しかしながら、水野のときにそんなものはなく、いつの間にかいなくなってしまったというような形で水野は去って行った。
しかしだ。
水野の人気は未だに高く、SNS などえは、初期の3人の写真が頻繁にアップされている。